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壱岐焼酎を飲もう!7月1日は「壱岐焼酎の日」

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7月1日は壱岐焼酎の日!

長崎県壱岐市の壱岐焼酎は1995年(平成7年)の7月1日に、国税庁の地理的表示を保護する法律によって地理的表示の産地に指定され、その10周年となる2005年(平成17年)に壱岐酒造協同組合が「壱岐焼酎の日」に制定しました。

福岡からジェットフォイルで1時間程と目と鼻の先にある壱岐。

とにかく海が綺麗で、海鮮が美味しい!特にウニ。

今回は、そんな壱岐で生まれて、育まれた麦焼酎、壱岐焼酎をご紹介いたします。

壱岐といえば、麦焼酎発祥の地とも言われており、おそらくお酒好きで壱岐焼酎を知らない人は少ないでしょう。

壱岐島内には7つの蔵元があります。
その歴史は16世紀まで遡り、1995年にWTO(世界貿易機関)のTRIPS協定(知的所有権の貿易関連の側面に関する協定)において、地理的表示の産地指定を受けました。

地理的表示の産地指定とは
ある商品の品質、評判などが地理的原産地に起因する場合において、その原産地を特定する表示のこと。
原産地を特定することで、世界的に保護しようとする制度です。
有名なものでは、シャンパーニュ、ボルドー、スコッチなど。日本の酒類では、焼酎に「壱岐焼酎」「球磨焼酎」「琉球泡盛」「薩摩焼酎」、清酒に「白山」「はりま」などがあります。

この根拠により、日本の法律では上記4つが「産地呼称焼酎」を名乗ることが認められています。

では、なぜ壱岐で麦焼酎造りが盛んになったのか。

壱岐島は季節を問わず温暖な気候が特徴で、耕地にも恵まれいています。地下には、良質の地下水脈があります。
古くから、朝鮮半島と九州を結ぶ重要な島でした。その恵まれた耕地が着目され、稲作が盛んに行われ当初は、米を基本とした日本酒や粕取焼酎が作られていました。
しかし、約400年ほど前より、年貢として納めていた米よりも、安価な麦で造った焼酎が島民に浸透して行き、麦焼酎が急速に普及していったと言われています。

壱岐焼酎の定義は、もちろん壱岐で醸造、蒸留した焼酎であること。
そして大麦3分の2、米麹3分の1の原材料比率で、壱岐の水を使用していること。

大分麦焼酎などは、麦麹が使用されることが多いですよね。

米麹を使用することでの味わいの最大の特徴は、柔らかでふくらみのある味わい。麦の香りが加わり、天然の甘みが生まれます。

この天然の香り、甘みと麦のすっきりとした味わいが、飲みやすく、食事を邪魔しません。

壱岐牛、ウニ、イカなど豊富な食材に囲まれた壱岐だからこその味わいですね。

では、
例えば、こんなおすすめ壱岐焼酎!!

■壱岐の蔵酒造 壱岐の島 25度
壱岐の蔵酒造 壱岐の蔵900ml
伝統製法を磨き上げた巧みな技によって素材の味わいを十二分に引き出した一本。

■壱岐の華 昭和仕込 25度
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深い香りの壱岐の華の昔造りを復刻。壱岐焼酎が本来持っていた麦香と濃醇な味わいを再現。

■玄海酒造 壱岐スーパーゴールド 22度
玄海酒造sk1318sd
蒸留時に香味の優れた部分を採り、樫樽で貯蔵熟成させた本格焼酎

シャンパンが世界的に確固とした地位を築いているように、いつか「ikishochu」と呼ばれる日が来るかもしれませんね。

今宵は壱岐焼酎で乾杯!いかがでしょうか?