先月新潟出張で、新発田市の菊水酒造さんに行ってきました。
菊水酒造と言えば「ふなぐち菊水一番しぼり」や「菊水の辛口」で有名な酒蔵。2013年の全国清酒出荷量(日刊経済通信社調べ)では、「生酒」のメーカー別出荷量が全国No.1という全国でも大変大きな蔵元さんです。
以前も訪問したことがあるのですが、今回は新しい蔵「二王子蔵」を見学してきました。昨年2013年8月に完成したばかりの最新技術を取り入れた仕込み蔵です。新設ということでの清潔感はもちろんのこと、全体のイメージも設備内も全てクリーンに保たれていました。
↑目の前を大量の麹米が猛スピードで流れていく姿は圧巻。
全国の皆様へ美味しいお酒を存分に楽しんでいただくため、仕込みの量も半端ありません。
そのさまざまな酒造りの工程を見学させて頂き、旨い酒が造られていく様子を実感することが出来ました。
また、隣接されている日本酒文化研究所の「節五郎蔵」も見学しました。
主に研究・開発を目的とした蔵で、高度な技術が要求される新たな大吟醸酒の醸造等、挑戦的な製造活動を可能とし、そこには、まだ発売されていない旨い酒がたくさん眠っていました。
数年前に満を持して発売された数量限定の「木桶仕込み」。今は、あの木桶にお酒は仕込まれていないようですが、次に発売されるのが楽しみですね。
日本酒文化研究所では、「節五郎蔵」以外にも独創的な研究活動・開発活動を推進するため「酒文化情報資料室」があり、お酒以外の領域の専門書が揃う図書コーナーと、酒文化・食文化に関わる資料の収集・研究を行うコーナーなどたくさんの書籍や展示品がありました。そこで、大変面白いものを発見!!
グラスにお酒を注ぐ時、「ピー」とうぐいすの鳴き声を思い出させる音を奏でる仕掛け徳利「うぐいす徳利」が飾ってありました。
日本酒文化研究所の設立テーマ:
良いモノづくりを基盤としながら、面白いコトづくりを追求すること。そして、これら「モノ」と「コト」を融合させ新たな提案を創出し、日本酒を面白くすること。
安心・安全な美味しいお酒を造ることはもちろん、日本酒の世界を広げていこうとする試みは、さすが新潟を代表する日本酒メーカーさんの取組ですね。
飲んで楽しいお酒ですが、その奥深さを知るともっとお酒が好きになります。
全国色々な蔵元で蔵開きを実施されているので、ぜひ機会があったら訪れてみて下さいね。
次回は、新潟最大級のイベント「にいがた酒の陣」に行ってまいりました模様をお送りいたします!