焼酎ハンターが追う幻の焼酎、「青酎」!

LINEで送る

column140617-i01

東京伊豆諸島最南端、活火山の島、青ヶ島。


青ヶ島に行くには、同じく離島の八丈島から一日一往復しかないヘリコプター、または船で渡るしかないそうですが、青ヶ島の周りは断崖絶壁のため、船が停泊することができないそうで、船は島のクレーンで上げ下げされます。
またヘリコプターも天候によっては飛ばない事もあるため、島は大自然と独特の文化が保たれています。

人口170名ほどの小さな島には、「青酎」とよばれる焼酎を造る杜氏が10名ほど!います。
どの杜氏が造った焼酎でも「青酎」と呼ばれ、ラベルには杜氏の名前がついています。
芋と麦の焼酎が造られていますが、通常の二段仕込みの他、どんぶり仕込と呼ばれる、原料と麹と水を一気に仕込んでしまう製法を行っている杜氏もいます。
同じ名前の焼酎なのに、杜氏によって全く別の顔を見せてくれる「青酎」
度数は通常の25度と35度とあり、その味わいは、個性的で強烈!
ただ、これが焼酎好きにとっては、なんともクセになる味わいなのです。

「青酎」はもともと、島の人たちの家庭内で造られ消費されていたもの。なので、生産量は多くありません。
この幻の焼酎、みかけたら、躊躇せずに手に取ってみてください!