全国の皆さんは、焼酎と言うと25度のイメージをお持ちではないでしょうか。
20度というと、宮崎県での消費がメインでしたが、
2007年、本格焼酎の値上げを皮切りに全国でも見かけるようになりましたね。
その後も、消費税増税の影響もあり、少しでも「お求め安い」20度の焼酎が店頭に並ぶことが多くなしましたが、
20度の焼酎って、飲んだことありますか?
今回は、単にお求め安いだけじゃない!本格焼酎20度の魅力に迫ってみようと思います!
まずは、その歴史から。
終戦後、配給制度がなくなってしまうと、お酒の醸造は一般家庭で制限されてしまいました。
しかし、当時売られている焼酎は税金が高く非常に高価なもの。
そこで人々は、違法と知りながら焼酎を密造し始めました。
税収が減り困ってしまった国税庁は、酒税の安い20度焼酎の製造、販売を認める「酒類特別措置法」を設けました。
その結果、20度焼酎が普及し、定着した地域が残りました。
一部の地域の文化と思われていた20度焼酎ですが、近年全国へ広がっていったのは、価格面だけでない魅力があったから。
では、その魅力とは!
その1
その場の水で割る「水割り」と比べ、まろやか。
焼酎と水がよく馴染んでいる為口当りがまろやか!
その2
蔵こだわりの仕込み水を用いて20度に割ってあるのでロックやストレートがおすすめ!
その3
ロックやストレートなどシンプルな飲み方ができるので、
原料の持つ うまみや香りを楽しむことができる!
実際に、20度の焼酎を飲んでみると すっきり、飲みやすいという印象。
ロックで飲んでも、アルコールの強さを感じないので、確かに原料を楽しむことができますね!
もちろん、水割りやお湯割りでも美味しくいただけます♪
ただし、25度と20度では同じ割合の水・お湯割りではアルコール度数が変わってきます。
普段20度に飲みなれている方は、25度を飲む時、注意しなくてはいけません。
いつもの調子で、飲んでいると気づいた時には酔っ払い。なんて事も。
では、水割り、お湯割りの割合でアルコール度数はどのように変わってくるのか、
次月掲載予定の「本格焼酎25度と20度のアルコール度数の違い」でご紹介いたします!
参考情報提供:霧島酒造株式会社様