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【お蔵探訪記】喜多屋に行って参りました!~その2~

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福岡県八女市の酒蔵、喜多屋のお蔵探訪記。
今回は木下宏太郎社長にお話を伺いながら、喜多屋自慢の清酒や焼酎の試飲をさせていただきました。

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(左)喜多屋 スパークリング AWA SAKE /(右)喜多屋 Fiesta AWA SAKE
〇喜多屋 スパークリング AWA SAKE

シャンパンと同じ製法で造られた日本酒スパークリング。フレッシュできめ細かい泡、優しい甘みが拡がります。
「IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2024」にてゴールドメダル受賞!

〇喜多屋 Fiesta AWA SAKE

「フィエスタ」とはスペイン語「祝宴」を意味します。先程の「スパークリング AWA SAKE」とはまた違うフレッシュさを感じました。次期8代目蔵元木下理紗子さんが中心となり開発した「KR酵母」のうち、軽やかな酸味が特長のKR03酵母を使用。
こちらの商品は60日以上瓶内二次発酵させているそうです。

お祝いの時、特別な食事と共にこちらのお酒で乾杯したいです。

〇「喜多屋  寒山水」3種
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左より「純米大吟醸 寒山水 45%磨き」「純米吟醸 寒山水 55%磨き」「純米酒 寒山水 65%磨き」

奥八女・矢部村の寒山に源を発する、矢部川の伏流水で仕込んだことから、「寒山水」の名が付いています。
ワインが好きな方、年齢層の若い方に日本酒に目を向けてほしい狙いでアルコール度数をあえて14.5%にした、と木下社長。原料米を2種類使用し、それぞれの商品に特徴を出しています。

飲み比べをさせていただきました。

・「純米大吟醸 寒山水 45%磨き」
原料米に山田錦60%・雄町40%使用。45%に磨き上げ、辛口で、軽やかな口当たり。ちょっと贅沢な時にいただきたいお酒です。

・「純米吟醸 寒山水 55%磨き」
原料米に山田錦60%・吟のさと40%使用。55%に磨いて仕込み、程よい辛口のなかにまろやかさも。玄界灘の肴に合わせたい純米吟醸です。

・「純米酒 寒山水 65%磨き」
山田錦50%と福岡県八女産吟のさと50%の原料米を65%に磨き、酵母に福岡県オリジナルの「F44」使用した純米酒。軽いフィニッシュで辛め。焼とりや焼き魚にぴったり。普段の食卓に寄り添うお酒です。

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喜多屋 大吟醸 吟の瞳
(ヤマエ久野プライベートブランド商品)

地元八女の契約栽培米「吟のさと」100%、圧倒的に華やかでパワフルな香りを持つKR04酵母を使用。
フルーティーな香りでインパクトがありますがキレがよく、飲みやすいお酒です!

(左)喜多屋 大吟醸 吟の瞳 /(右)本格麦焼酎 喜多屋
〇本格麦焼酎 喜多屋

「IWSC2022(インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペディション2022)」において、焼酎での最高得点となる99点を獲得し、GOLD OUTSTANDING(最高金賞)を受賞。

 福岡県産麦の「はるしずく」を100%使用し、常圧蒸留ならではの風味豊かな原酒と減圧蒸留したクリアですっきりとした原酒を、 バランス良くブレンド。焙煎のような香ばしさがあり、その後まろやかな味わいを感じました!

★★★ ★★★

喜多屋の商品一つ一つに対する熱い想い、お話を伺いながらゆっくり味わい、贅沢なひとときを過ごしました。

喜多屋自慢のお酒にあわせた選りすぐりのお食事と、お話のマリアージュを楽しむ会があれば、是非参加したいです!

★★★ ★★★

酵母を変え、進化し続ける喜多屋の清酒。
「喜多屋 スパークリング AWA SAKE」と「大吟醸 極醸 喜多屋」は今年の「IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)」SAKE部門にてゴールドメダルを受賞しています。

ゴールドメダルを獲得した出品酒のうち、特に優れたものに「トロフィー」が、また、その中の1点に最高賞「チャンピオン・サケ」の称号が与えられます。

「大吟醸 極醸 喜多屋」は2013年に「チャンピオン・サケ」を受賞。今年の「チャンピオン・サケ」の発表は7月9日(火)です。楽しみですね!

そして今後のジャパニーズウイスキー事業の拡がり、「喜多屋 八女蒸留所」の開設など喜多屋様の今後の展開に目が離せません!

最後に、株式会社  喜多屋の皆様、お忙しい中取材ご協力いただき有難うございました。