虚空乃蔵入口

【お蔵レポート】三和酒類 虚空乃蔵に行ってきました。その1

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2015年3月、大分県宇佐市、三和酒類株式会社に行って参りました。

三和酒類さんと言えば、麦焼酎「いいちこ」。今回伺ったのは、日本酒を醸している「虚空乃蔵」です。
代表銘柄は「和香牡丹」。手造りにこだわり抜いて酒造りをされている蔵元です。

三和酒類株式会社 虚空乃蔵 大分県宇佐市大字山本・虚空蔵寺丁
三和酒類株式会社本社宇佐の景色
九重山系の北麓に位置する宇佐市。その宇佐を見渡すように郊外の丘陵地に位置する三和酒類さん。
宇佐は、良質の地下水があり、穀倉地帯としても有名です。

地下水
 地下300mから汲み上げている地下水。こちらは見学用の水源ですが、周囲の岩からじわじわと水が湧き出ていました。

焼酎で有名な三和酒類さんですが、元々は日本酒を造っていた4社がともに酒造りをはじめたことが原点となっています。
昭和33年からはじまった三和酒類。2013年には「室(むろ)」を改装し、それまで機械で行っていた製麹を手造りで行うようになりました。

麹室

「手造りになったことで、麹菌がお米の裏までしっかりつき、味がふくよかになり、ふくらみが出てきた。」と嬉しそうに語っていただいた和田社長。
清酒造りへの想いはもちろん、
「日本酒は焼酎と一緒で日本の文化です。もっと日本全国のいろいろな地域に知ってほしい」という清酒文化への想いがとても印象的でした。

そのような想いを一心に背負い、酒造りをしている清酒蔵「虚空乃蔵」は
焼酎の製造棟などとともに、とても広大な敷地の一番高い場所に位置しています。

虚空乃蔵外観

酒造りに携わっている蔵人さん達は、6名とのこと。洗米作業の真っ只中、皆さんお忙しいにもかかわらず、温かい笑顔で迎えてくださいました。
蔵人の方々
高橋蔵長(左)、瀧上杜氏(右) 
伺った日は他部門から研修きている方もいらっしゃいました。

今回参加させていただいたのは、洗米、蒸米、製麹、酒母仕込の行程。
虚空乃蔵の皆さんの丹念な酒造りをレポートしたいと思います!

まずは、洗米作業から! 酒造りで最も重要となる作業。皆さんのチームワークの良さが冴え渡る行程です。
 洗米レポートはこちら

次は、蒸米作業です。 蒸したお米は麹米、掛米へ。その過程をご紹介します。
 蒸米レポートはこちら

そして、製麹・酒母仕込です。 酒の味を左右する重要な作業。少しだけお手伝いさせていただきました。
 製麹・酒母仕込レポートはこちら

酒造り体験を終えて 搾りたての大吟醸を試飲させていただきました。
 紹介しきれなかった画像も!こちら