2015年4月、鹿児島県日置市、西酒造株式会社に行って参りました。
西酒造株式会社 鹿児島県日置市吹上町与倉4970-17
薩摩半島ほぼ中心に位置する蔵は、日本三大砂丘で有名な吹上浜で車でわずか10分程度。
山間から覗く蔵の一部からは想像できないほど、広大な敷地にいくつもの製造工場がそびえ立っています。
こちらには、造りを行う西酒造株式会社・販売を行う西酒販株式会社・そして精米などを行う西農園株式会社があります。
誰もが耳にしたことのある「吉兆宝山」「富乃宝山」「薩摩宝山」といった「宝山」シリーズから、2014年に世界三大酒類コンテストのひとつ「インターナショナル・ワイン&スピリット・コンペティション(IWSC)」において、最高 金賞を受賞した「天使の誘惑」を造っている、非常に有名な蔵元です。
今回、工場長の有馬取締役にお話を伺うことができました。
「見た目だけじゃない、中身で勝負」と造りに対する力強いお言葉。
「本当の旨さを届けることが造り手である」という信念の元、焼酎の旨さ・品質を最大限に引き出し、保った状態でお客様の手元に届けるよう原材料や味はもちろん、度数や瓶の色味まで、「品質」を第一に焼酎造りをされています。
通常に発売している焼酎はもちろん、季節の限定焼酎など西酒造の焼酎一つ一つを「好き」だと言ってくれるファンを大切にしていきたい、という想いも語っていただきました。
そんな「旨さ」を追及する西酒造に魅了され、蔵見学にくる方は非常に多いようそうです。
全ての従業員の方に元気な挨拶と笑顔が溢れています。とても綺麗な応接室に、おしゃれなバーカウンターも設置され、来訪者を快く迎え入れてくれます。お客様を大切にする姿勢が西酒造さんの焼酎造りに携わる全ての人に行き届いているんですね。
そういった蔵元だからこそ、地元に愛されているんだなと実感したのが、こちらの看板。
周辺では、いくつもの立体型「薩摩宝山」を目にすることができ、町の皆さんの愛情に包まれていることが良くわかりました。
さて、今回はそんな西酒造さんの命とも言える「畑」をじっくり見学させていただきました。
そこでは原料から製品化まで「徹底した焼酎造り」を実現可能にする西酒造の最大のこだわりを見ることができました。
そんな畑見学の様子はこちらから
【お蔵レポート】西酒造に行ってきました。その2~畑編~