
若潮酒造協業組合ではもろみを注)蒸留して原酒を造る為に一日に約300トンの冷却水を使用します。蒸留で約80度に気化した蒸気は水でいっきに冷やすことで液化してアルコール度数の高い原酒になります。この時、蒸気を冷やす為に使われるのが冷却水です。この冷却水は蒸気を冷やすことで温度が上昇して約50度の温水になります。若潮酒造協業組合では不要になった温水を蔵元近くの町営の温水プールまで配管を通して送っています。町営の温水プールでは若潮酒造協業組合から送られてきた温水を使用して子供からお年寄りまで志布志町の住人が冬でもプールを利用できる環境を提供しています。若潮酒造協業組合は焼酎造りを通して地域活性化に貢献するだけでなく町営の温水プールに温水を提供することで志布志の町、住人に貢献している蔵元であるといえます。
注)蒸留・・・蒸留は、アルコールが約80度で沸騰する性質を利用し(沸点の違いを利用)、蒸気を発生させて、これを冷却・液体化させ、アルコールや香気成分などの揮発成分だけを取り出す仕組みです。
|  |

鹿児島県志布志町にある若潮酒造協業組合 は昭和43年、蔵元5社が集まり熊本国税局管 内で最も早く協業化した蔵元です。 |
 | 
若潮酒造協業組合から送ら れてくる温水のおかげでこの 温水プールでは冬でも志布志 町の方は利用することができ ます。 |  | 
若潮酒造では温水を溜める 為の貯湯漕がある。 多くの方が貯湯漕に溜めら れた温水を待っています。 |