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「鹿児島の芋焼酎は500年以上の歴史を持っていますが、その歴史の中で芋麹の製造技術がなかったため米麹を使ってきました。麹は、焼酎の原料の約3分の1を占めるもので、焼酎の風味を大きく左右するものだから、麹からすべて芋を使用した芋焼酎を造りたいという想いがずっとありました。」 |
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黄金酒造の焼酎には、一風変わったネーミングが施されています。『蘭』『初恋』『真夏の果実』などなど、これらの一見焼酎らしからぬネーミングには、どのような想いが込められているのでしょうか? |
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「今、芋不足と叫ばれていますが、中国産の芋を使う気はありません。大量生産の大手メーカーではやむを得ないのかもしれませんが、鹿児島の110ある蔵元がそれをやってはいけないと思っています。 |
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「焼酎造りはあくまでも地域産業なので、原料を生産している農業と共に成長していきたいと考えています。そして、消費者も農業に目を向けていくことが、ひいては焼酎業界がさらに良くなっていくことにつながるのだと思います。ですから、消費者の方にも焼酎業界を支えている農業というものを知ってほしいですね。」 |