お蔵探訪記
高橋酒造株式会社

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高橋酒造 本社工場
米焼酎のトップブランド『白岳』の蔵元

代表銘柄の米焼酎『白岳』で全国に名が知られている高橋酒造。明治33年創業から熊本県球磨地方にて、本格米焼酎を製造・販売する全国のトップメーカーです。代表銘柄の『白岳』と『白岳しろ』は熊本県内での支持率が極めて高く、50%以上のシェアを占めています。また関東や関西の都市圏においても順調な出荷を続け、米焼酎の代表格となっています。
生産能力100,000石、従業員数75名と焼酎メーカーとしては規模の大きな蔵元です。『白岳』の名前の由来は、地元にそびえ立つ「白髪岳(しらたけ)」。白髪岳から我をはらぬよう「(=我)」を取り除き、『白岳(はくたけ)』と読むようにしました。

球磨焼酎ロゴマーク
球磨焼酎とは

球磨焼酎とは熊本県人吉市とその周辺の球磨地方で造られる焼酎です。この地方の風土と独特の焼酎文化に育まれた、地域的表示(※)が認められた産地呼称の焼酎を指します。ワインのボルドー、シャブリやブランデーのコニャックのように、球磨焼酎は「球磨」という地名を冠することを世界的に認められている数少ないブランドです。
※産地の持つ特別な品質や社会評価を国際的に保護するもので、定められた地域と条件で製造された酒類のみに地域名を使用する事が許されます。
<球磨焼酎の製造要件とは>
米麹及び球磨川水系の地下水を原料として発酵させた一次もろみに、米及びその地下水を加えた二次もろみを、熊本県人吉市とその周辺の球磨地方にて単式蒸留機で蒸留し、かつ容器詰めすることとなっています。

球磨地方の自然
山奥で生まれた「幻の酒」

米焼酎『白岳』『白岳しろ』のふるさとは、九州は熊本県の南端、人吉市球磨地方。南北に険しい山々がそびえた盆地で、中央を球磨川の激流が貫いています。そのため一見、稲作には不向きと思われますが、実は古くより谷間に隠れた多くの田園がありました。球磨の"隠し田"と呼ばれています。鎌倉時代から幕末まで700年、この地方を統治していた相良藩。その公称石高は2万2千石でしたが、実際は10万石を超えていたと言われます。球磨川の清冽な水と、隠し田で採れる良質な米を活かすため、藩をあげて酒造りを奨励。こうして生まれた球磨焼酎の評判は、球磨地方を訪れる旅人たちによって「幻の酒」伝説として全国各地に広げられました。
現在、球磨地方には28もの米焼酎蔵が存在しています。まさに米焼酎の一大産地と言えます。このような歴史的背景を持つ人吉市球磨地方だからこそ、世界的な産地呼称焼酎として「球磨焼酎」が認められました。

球磨焼酎『白岳』
『白岳』美味しさの秘密

元来、球磨焼酎は人吉米から造った米もろみをそのまま単式蒸留にかけるという製法が取られています。『白岳』は、その一滴一滴にまろみを与えるために減圧蒸留を採用。蒸留機の圧力を下げることでもろみの沸点も下がり、焼酎特有の臭いや雑味の成分を抑えることができることを発見。この発見こそが今日の『白岳』の豊潤な香りとまろやかな風味を醸し出しました。
米と水だけで仕込み、時間をかけてゆっくりと行う減圧蒸留。この品質へのこだわりが、原料成分の繊細な持ち味を損なうことなく深いコクと豊かな芳香の焼酎に磨き上げるのです。


アクセスマップ
九州地図 高橋酒造へはこちら! ●お蔵見学できます(要予約) 

【住所】
〒868-8505
熊本県人吉市合ノ原町498(本社/本社工場)
【TEL】0966-24-5155
【FAX】0966-24-8115

●高橋酒造までの道のり

肥薩人吉駅より車で約10分、九州自動車道人吉I.C.より約10分

●お蔵訪問する前に

お蔵訪問のための基礎知識を学びましょう。
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