小牧醸造株式会社

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社長の小牧世津子さん
西川 幸男(にしかわ ゆきお) さん
天の川酒造 代表取締役社長


若くして天の川酒造を継いだ西川社長(昭和37年生まれ)。「焼酎屋の長男として生まれたから焼酎を造る。ただそれだけのことです。」焼酎を造る責任者としてはまだ2年目の西川社長。毎日様々な事が起こるそうですが・・・「今はトラブルや失敗などが起こっても最善の対応がなかなか出来ません。しかしこれから経験を積むことで解決していくのだと思います。」
そんな中で2001年には福岡国税局酒類鑑評会で大賞を見事獲得されました。先代から受け継いだ熟成焼酎と西川社長の焼酎に対する情熱が最高の形で実を結んだのです。初めての大賞受賞は社長にとって大きな喜びだったそうです。
  
「酒は昔から酒の文化があります。その文化・歴史の流れの中で焼酎の造り手として焼酎を造っている・・・そこに喜びがあり、醍醐味があります。」と語る西川社長。焼酎の歴史の中で、その名の様にキラリと光り輝く「天の川」。自分が精魂込めて造ったその「天の川」を飲んで、消費者の方が喜ぶ姿を見るのが何よりも嬉しいと感じるそうです。

「貯蔵」にこだわりをもつ天の川酒造。焼酎の原酒が出来上がった時は、美味しい焼酎に熟成して欲しいという気持ちでいっぱいになるそうです。「出来上がった焼酎は原酒のまま貯蔵され、必ず3年以上して出荷しています。」なかには15年ものの貯蔵焼酎もあります。「ねかせればねかせるほど常圧蒸留の焼酎は美味しくなります。」と西川社長。
壱岐焼酎は麹に米を使い、その2倍の量の大麦で仕込みます。このことによって米の甘味と麦の風味のある旨味が生まれるのです。「この400年前からの伝統を継承しながら焼酎造りに励んでいきたいと思います。あと蒸留ですが、蒸留次第で酒質が大きく変わります。「天の川」は常圧蒸留で蒸留します。減圧蒸留に比べ常圧蒸留の方が原料のもつ特徴が残ります。この特徴を楽しむために、ストレート・ロック・お湯割など自分の好み、その日の体調に合わせながら楽しくお飲み下さい。濃いめの料理、魚介類などの淡白な料理、中華料理などどんな料理でも美味しく飲めます。」
「焼酎はその土地の風土、伝統、蔵のこだわりなどが醸した酒です。壱岐の風土、そして初代から培ってきた蔵の伝統、こだわりを大切にしながら個性ある焼酎を造り続けていきたいと思います。」
「平成7年に壱岐焼酎は地理的表示の産地に指定はされましたが、まだまだ知名度は低いです。これからですね。」と西川社長。「焼酎ファンの方達には、どこかで壱岐焼酎と出会う機会がありましたら、ぜひご賞味して頂きたいと思います。飲めば壱岐焼酎の美味しさが必ず分かります」と力強いお言葉を頂きました。皆様ぜひ飲んでみて下さいね。

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