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国分市内から東へ山道を3キロほど進むと少し開けた所に大きな建物の国分酒造がありました。国分市内からの距離は3キロほどだったのですが道中どんどん山の中へ進んで行くので道を間違えてるのではないかと取材メンバーの中から声があがるほど自然に囲まれた蔵元でした。 |
国分酒造の蔵内は近代的な設備が整い機械化が進んでいる蔵元でした。もろみが出す熱をタンクの周りに付いているシャワーで冷ます設備や1基1,500石も貯蔵できる貯蔵タンク(2基)などが印象に残りました。 しかし造りの過程の中には今でも手作業で行っている部分もあり造りに対するこだわりが感じられました。例えば黒石岳の蒸留は手作業で行っています。職人技が必要となるそうですがそうすることで旨味成分である油性成分を最大限焼酎に残すことが出来るなど機械化の中にも杜氏の腕に託す焼酎造りを行っているこだわりの蔵元でした。 |
今回取材した国分酒造様は黒麹、白麹、黄麹とそれぞれの麹の特徴を生かした焼酎を開発、商品化しているということだけあって非常にチャレンジ精神のある蔵元だという感じがしました。中でもいも100%の焼酎いも麹芋をいち早く商品化した研究開発力と話題性には驚かされました。常に新たなチャレンジを心がけている国分酒造様から次はどのような商品で私達を魅了させてくれるか一焼酎ファンとして今から楽しみです。 お忙しい中、取材に快く応じて頂きありがとうございました。 |
2001年12月20日
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焼酎紀行取材チーム
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