仕込水

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焼酎造りの“キモ”の一つである水について紹介します。焼酎の仕込みになくてはならない仕込み水。
芋や米、麦といった素材だけではなく、焼酎成分の約7〜8割を占める水は、味わいを決める重要な素材の一つとなります。

そのため焼酎造りを行う蔵のある地域には必ずといっていいほど、水質の優れた河川、地下水系が存在しています。
また、蔵で使用する水は、厚生労働省(都道府県の保健所)の定める食品衛生法の基準をクリアしなくてはならないため、蔵は常に徹底した水質管理を行っています。

主な仕込水〜焼酎の仕込みの工程で使われる水〜

■洗芋/洗米/洗麦・浸漬用水
材料となる芋・米・麦などを洗浄するための水。さらに、米・麦は蒸しに入る段階で、素材に程度な水を吸わせるために(吸水)浸漬を行います。

■一次仕込み用水
麹に水と酵母を加えます。

■二次仕込み用水
一次醪に水と主原料を混ぜます。

■割り水
アルコール度数の調整用の水。

■洗瓶用水
容器などを洗浄するための水。

※参考:焼酎の基本(枻出版社刊)

chishiki33