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日本のワインは何故720ML?

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お酒売り場で目にするワイン。
外国産のワインは750MLなのに、国産ワインは720MLが多い。
どうして?と不思議に思った事ありませんか。

日本でワインの生産が始まった当時、お酒の主流は日本酒や焼酎で、
1升瓶や4合瓶、5合瓶で販売されていました。
外国基準の750MLの瓶を輸入もしくは製造するのにはコストがかかるということで、
すでに出回っていた4合瓶=720ML瓶がワインに使われるようになり、
それから現在でも使用されています。
しかし世界的にはワインは750MLが主流で、
720MLは日本国内の流通にしか使用されていません。

では、外国のワインは何故750MLになったのか?
これは19世紀頃、ボルドーワインの最大の輸出国であったイギリスで使用されている単位
“ガロン”への換算が容易であったからと言われています。
ワインの醸造用樽の容量が225リットル、これはガロンに換算すると50ガロン。
これをキリのよい本数に分けるとちょうど750MLになったとの事です。
1ガロンがワイン6本分、2ガロンが12本分=1ダース
50ガロンがワイン300本分という計算です。こばなし用小