泡盛Q&A(2)

国内最古の蒸留酒、泡盛。米を麹にして、この米麹と水だけを原料に全量一度に仕込んで発酵させ、単式蒸留器で蒸留したお酒です。
アルコールや添加物を加えない100%天然醸造なので、飲み口爽やかな芳醇な香りと深いコクのある味わいが特徴です。
そんな泡盛の素朴な疑問についてお答えします!

Q、泡盛の名前の由来は?
A、沖縄では、17世紀末から泡盛と名前が付けられる様になりました。当時、泡盛は本土の焼酎より度数が強く、注ぐ時に泡立つことから泡盛の名が生まれたという節があります。

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芋焼酎の品種

芋焼酎と一口に言っても、様々な種類の原料芋からバラエティーに富んだ焼酎が造られます。
代表的なものは、「黄金千貫(コガネセンガン)ですが、その他にも様々な種類があり、その違いが焼酎の味わいにも反映されます。
今回は、芋原料の品種について調べてみましょう!

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●黄金千貫(コガネセンガン)
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なぜ焼酎にはいろいろな原料があるの?

たくさん存在するお酒の中で、本格焼酎は芋・米・麦・黒糖・とうもろこし等、多くの原料由来の酒質を判別することが出来ます。
それではなぜ焼酎は多くの原料があり、その特性を生かすことが出来るのでしょうか?

まず、昔、清酒を造る際の米はとても貴重でした。特に米の栽培に不向きな薩摩地方はなおさらでした。
また、南九州の気候が温暖で、清酒造りに適さなかったためもろみが腐敗しないような酒造りをしてきましたが、他県の清酒は南九州の清酒と比べ物にならない程発展していきました。

ならば旨い焼酎を造ってやる!そんな中で麹と水だけで仕込む1次仕込みと、主原料を発酵させるという理想的な2次仕込みという画期的な開発によって、数多くの原料を利用する焼酎造りが可能になりました。

同じ蒸留酒のウイスキー・ブランデーは原料が麦・ぶどうだとは思えませんよね?
しかし、本格焼酎は、1回蒸留なので原料の味の成分を多く含んでいるので、原料由来の酒質を判別することが出来るというわけです。